園だより

園だよりくろいしみどりっこ  より  2018年3月

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卒園式を控えたある日、「卒園おめでとうの会」にて。
園に残る子どもたちが花道を作り、卒園する憧れの年長児を手と手、目と目を合わせて送り出します。
下の子、上の子なりに共に遊んだ友だちへの気持ち、名残惜しい感情を味わう貴重な経験です。



 一年間、なれ親しんだ学級の仲間ともあとわずかで、卒園進級です。各学年の今の
姿をレポートします。
 年長児には、冬の入り口の頃から、小さい子との交流を大切にと、「頼りがいある
お兄さんお姉さん」の活躍の場を担任たちは設けてきました。一緒に遊ぶことはもち
ろん。登降園時やクラスごとの交流などで、年上の子らしい自覚を持ってさりげなく
サポートする姿は(この子なりにこんなに思いやりを傾けて年下に声をかけている)
と春の頃よりも考えが深くなっています。動物になりきっている年少児には本気で寄
り添い、もうすぐ一年生となる期待を膨らませながら、自分への肯定感、自信を育て
ています。半面、もやっとした不安も持っていて、友だちとふざけあい、まぎらわし
ている姿も。このあたりが互いに共感でき、じゃれあえるのは三年間育ち合った年長
同士だからに違いありません。
 年中児は、仲間意識が芽生えてきました。友だちのことを気づかったり、イメージ
遊びも日常の当番も年長児のように協力する子がいっぱいです。 誕生会を自分から
積極的に楽しみ、友だちへの興味も深まり、関わりも親密になり、同時にトラブルも
増えてきました。そこから段々自分と友だちは思っていることが違うんだ。と気づ
き、けんかしてやっぱり友だちが好き、と思い直したり、人とのつきあい方を考え始
めた年中さんです。担任たちはフットワークよく動き、子どもたちの関係性を見守
り、時には仲介や代弁を加えながら友だち力を高めて子どもたちのいい面を引き出し
たいと働きます。
 今一番幼稚園で、友だちと日々楽しく遊びこみ人生を謳歌しているのは、何といっ
ても年少さんでしょう。自分をはっきり主張できるようになり、お家ではちょっと扱
いにくくなったお子さんも多いでしょう。それは当然です。自立の道を、春から少し
ずつ自信に変えてぐんと大きく育ってきたのですから。
 こんなにも ダイナミックな成長を遂げる幼児期のお子さんをお預かりさせて頂
き、責任の重さに日々身の引き締まる思いです。春からの一人ひとりの姿を振り返っ
てみますと、見事に成長してくれた嬉しさと共に、ご家族のみなさまの力に支えられ
感謝でいっぱいです。みどりっこみんなが、新しい春のスタートをさらに輝いてきれ
るように期待します。 
             
  文・園長 古橋由見子